
ビリーフという用語はご存知ですか?
持っている思い込みや正しいと信じている考え方のことです。
実は、ビリーフにはコアビリーフと呼ばれるものもあるのです。
コアビリーフは、幼少期から今までの中で、環境、体験などを通して知らないうちに作り上げた根っこです。
根っこなので、本人の考え方や感情、反応などの原因、行動の源です。
これは、本人には気づきにくく、他人とか他の世界とズレとなって出てきます。
また、コアビリーフはしつこくへばりついており、なかなか外れないモノです。
自分の感情がどこから来ているのかを考えた時に、内面奥深く観ていくと、幼少期に見ていた大人が取っていた対応や、両親の関係など、それが起因ではないかと思うものがあります。
例えば、日本ではジェンダー平等(SDGs目標5)が、世界各国と比較すると、日本は120位という結果、これは今でこそ「その根底にはXXがあり」という客観視したコメントも出ますが、50年くらい前だと、変だと思わない空気に包まれていたと思います。
生まれてきたときには、誰もが女性より男性が上とか思っていないのですが、両親間の関係や大人の行動を見て、それが普通(社会通念)というビリーフが出来上がってくるのです。
年配の方は、小さいときから男性中心とした世界を見てきていることや、大人たちの言動を自分の中に取り入れることで、自分の中にこうあるべきとして信念が出来上がっていくるのです。
私も、「男は生涯で3度しか泣いてはいけない」と祖母から言われた記憶が薄っすらあります。
しかし、世の中の変化に伴い、グローバルな視点から見る/見られることも増え、周りから違和感が生まれてくるのです。
森元首相のコメントも一例だと思います。
コアビリーフは変化しづらいものです、
しかし、世界(社会)は変化しているので、様々な軋轢も起こります。
最近は、インターネットが一般化してからの世代と、昔からのコアビリーフを継承している世代、ものの見方が変わってきているのは事実だと思います。
各々の世代で常識や普通だったことに変化が起きている。
今まさに、そんな時代に暮らしていると思います。
コアビリーフは極めて難しいですが、コーチングで外すこともできます。