
人は社会的動物と言われていますが、小さな集団の中でさえ、心理的に優位な状況を築こうとします。
自分自身が持つ恐れから他人に対して心理的優位な状況を築こうとするのです。
自分よりも格下と思える人間をつくりだすことで、集団内の序列を高めて、自分は上位にいるという安心感を得ようとします。
この行為は一時的に安堵感を得たとしても自分自身に変化が無いので繰り返し襲ってきます。
そして、自分が優位であると思っていた他人に、以外な強みが見いだされると、焦りの感情から、別のやり方で優位性を強めようという行動に出る場合があります。
現代の職場内で、こういう心理/感情が思い当たる方も多いのではないでしょうか?
経験や年齢を重ねてくると、優位を維持しようという反応も出てきます。
その反応に気づき、自分のステートを維持するようにしましょう。
この優位を維持しようとする心理状態も、自分自身に軸ができると薄くなり消えてゆきます。
集団内の序列よりも、自分がベストを尽くしているかに目が行くようになるからです。